今年で第11回となる 「キングスカイフロント夏の科学イベント2025」は、世界最先端の研究開発拠点キングスカイフロント(川崎市殿町)に於いて開催される、小学生を対象とした科学技術を身近なものに感じてもらうための体験型のイベントです。
キングスカイフロントの立地機関がそれぞれの特色を出しながら、6会場にて31のイベントが行われ、夏休みの学習に役立つ科学実験や医療機器等の体験、研究所見学などのイベントが行われました。
キングスカイフロント夏の科学イベントチラシ
https://www.city.kawasaki.jp/590/cmsfiles/contents/0000177/177482/natsunokagaku25.pdf
本イベントにおいて慶應義塾大学殿町タウンキャンパスは、TANOTECH株式会社、エア・ウォーター株式会社、レノボ・ジャパン合同会社、CYBERDYNE株式会社のご協力により、小学校高学年を対象としたワークショップ 「未来の介護テクノロジーを考えよう!」 を実施しました。3回のワークショップでは毎回10人の小学生が参加し、ゲームを通して体の動きを読み取るセンサー技術、血液中の物質を外から測定する技術、けがや病気で、歩いたり立ったりすることがむずかしくなった人が脳からの指令として出るごく微弱な生体電位信号をキャッチしてその人の意思に合わせて動く技術、歯髄(歯の神経)を再生させ健康な歯に戻す歯髄再生治療技術、テレビやパソコンを長く見るのがむずかしくて楽しめないお年寄りや体の不自由な人が、めがねに映像をうつすことで楽しむことができる技術などを体験しました。そして気づいた課題を解決するための様々なアイデアを考えました。最後に篠崎宗久先生(慶應義塾大学殿町先端研究教育連携スクエア 特任准教授、再生医療リサーチセンター チームリーダー)より、体験による参加者の気づきやアイデアへの講評をいただきました。