2026年3月22日、殿町キングスカイフロント内のShimadzu Tokyo Innovation Plazaにて、慶應義塾大学殿町先端研究教育連携スクエア所属 谷川原祐介特任教授の退任記念シンポジウムが執り行われました。日本の臨床薬理学・薬剤学を牽引された谷川原特任教授の門出を祝うべく、会場には多くの関係者や門下生が集い、温かく一体感に包まれた一日となりました。
シンポジウム第1部・第2部では、登壇者による、研究領域としてのTDM(治療薬物モニタリング)、PK/PD(薬物動態・薬力学)、PGx(薬理遺伝学)に関する演題と、人材育成プログラムとしてのファーマコメトリクス人材育成コースに関する演題について、スピーディーかつ濃密なピッチ形式での発表が行われました。
第3部は、谷川原特任教授による記念講演が行われ、『信濃町から殿町へ 慶應義塾における28年の歩み』と題して、慶應義塾大学病院 薬剤部から、医学部 臨床薬剤学教室、そして殿町でのファーマコメトリクス・システム薬理学研究室に至るまでの歩みが語られました。その中で、『「守拙(しゅせつ)」の研究人生』として、自らの信じる道を誠実に歩み続けてきた28年間を振り返られました。
終了後には、株式会社島津製作所様の協力のもと、交流会が催されました。関係者によるファーマコメトリクスや個別化医療について意見交換がなされるとともに、谷川原特任教授の門出を祝福する和やかな雰囲気のもと、シンポジウム盛会の締めくくりとなりました。

<慶應義塾大学名誉教授 谷川原 祐介 略歴>
【学 歴】
1983年 3月 京都大学大学院薬学研究科博士後期課程 単位認定退学
1984年 9月 京都大学薬学博士(薬博 第 240 号)
【職 歴】
1985年 8月 京都大学医学部附属病院薬剤部 助手
1990年 7月 京都大学医学部附属病院薬剤部 講師
1993年12月 神戸大学医学部附属病院薬剤部助教授、副薬剤部長併任
1998年 4月 慶應義塾大学教授(医学部薬剤部)
1998年 4月 慶應義塾大学病院薬剤部長併任(2007年9月退任)
2009年 4月 慶應義塾大学教授(医学部臨床薬剤学)
2021年 4月 慶應義塾大学特任教授(2026年3月退任)
2021年 4月 慶應義塾大学名誉教授、現在に至る